手術から5か月~#7渡辺~
私#7渡辺俊和が膝の半月板を損傷してから6か月、
手術をしてから5か月半が経ちます。
「あれから半年かー」という気持ちです。
今回は自分の心の整理とともに、これまでの過程を皆さんにお伝えしたいと思い、綴らせていただきます。
まず少しだけ入院生活を振り返させていただきます。
生まれて初めて入院生活をすること、また全国の舞台でバドミントンができるのかなど様々な不安がありました。
特に手術をするまでは色々なことをしていました。
入院してから手術まで2日と6時間ぐらいあったのですが、その時間がとても長い。
焦りと不安の感情を紛らわせようと映画を観ますが、「映画を観てもまだこんな時間か」という感じです。
15日間入院していたのですが、その2日ちょっとの時間が1番長かったです。
コロナ禍のため、病院では時間制限付きの面会すら禁止されていました。
会話をするのは看護師さんと理学療法士の方がほとんどで、たまに医者とケガの状態について話をするぐらい。
それ以外は1人。自分はたまたま1人部屋の希望が通り、少し大きめの1人部屋を利用しました。
自分は好んで1人で行動することがあるので1人でいることに対して苦ではなかったです。
1人部屋のほうが周りを気にせずにTVを観られます。
また部屋が静かなので集中して読書もできます。(堂々と上半身裸で筋トレもできます。笑)
「いかに余計なストレスをためないか」ということを入院する前から考えていたので、本当に1人部屋で良かったです。
手術後はもう前に進んでいくしかないので、ひたすら膝の曲げ伸ばしの練習と筋トレです。
理学療法士の方が、1日2回60分ほど診ていただき、
ケガや競技のことから何気ない日常生活のことまで色々な話をしました。
今思えばあの時間は自分の心身をコントロールするためにとても貴重な時間だったと思います。
また理学療法士の方のお話も聞けるので新たな視点、考え方が学べました。もうメリットしかありません。
本当にありがとうございました。
そんな入院生活から月日が経ちました。
「怪我をしたという事実を受け入れ、どう取り組んでいくか」
今回のケガは大きかったため、この考え方になるには多少の時間がかかりました。
しかし「時間軸の捉え方」を意識することで、心理状態や行動が変わることに気づきました。
時間軸は「過去」「今」「未来」とあります。
また未来といっても「10分後」「明日」「1か月後」「5年後」「10年後」「20年後」など様々です。
未来といってもこのどこを意識するか、自分がやりたいAという行動はどの時間軸を意識しているのか。
このような意識をすることで
「怪我をしたという事実を受け入れ、どう取り組んでいくか」という思考になりました。
入院生活の頃に比べたら日常生活で身体を動かせる自由、
制限付きでバドミントンができることや、ジムで筋トレなど出来ることが増えました。
こうしてなんとかバドミントンができていることが幸せです。
何か些細なことで悩んでいても「もう自分はどん底まで落ちた。あとは昇るだけ」
と思い、あの入院生活がむしろ活力のきっかけになっています。
S/JリーグⅡでは全勝優勝し、結果やプレーを通して、皆さんの前向きな行動のきっかけになれるよう戦います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。