S/JリーグⅡに向けて~7日前~
#8 渡辺俊和です。
バドミントンは一見「個人競技」と思われがちだが、
「団体競技」でもあると思っている。
今大会はダブルス2つ、シングルス1つの計3試合で2勝したチームが勝利となる。
チームの総力で勝敗を決めるという意味ではサッカーや野球などと変わらない。
また、1部、2部、3部といった「チームごとに階級が存在している」
という観点からみても遜色ない。
なぜ私がバドミントン×団体について述べているかというと理由は2つある。
一つ目は見ている方にも団体戦の楽しさや面白さを知ってもらいたいということ。
私は団体戦には「見えない力」が存在すると思っている。
個人戦にはないチームを背負ったプレッシャーや、2階の応援席の方を含めチームが1つになっている感覚など。
また前の試合に出た選手の勝ち方や負け方によっても団体戦の勝敗は左右されると思っている。
サッカーでいうとPKの際に前のキッカーが決めたか、
止められたかなどによって次のキッカーへのプレッシャー、
チームや会場の雰囲気は変わることをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
このような様々な要因が複雑に絡み合って選手のプレーに影響を与える。
今回は無観客での開催のため、LIVE配信になる。
そのため直接その雰囲気を感じることはできないが、
今後有観客での開催される大会があったらぜひ会場に足を運んでみてほしい。
二つ目は個人戦で優勝したときと団体戦で優勝したときの喜びの度合が全然違うということ。
あくまでこれは個人の価値観だが、個人戦で優勝し一人で喜ぶよりも、
「みんなで喜びを分かちあっているとき」に充実感を感じる。
これまで小学校、中学校、高校、大学と団体戦優勝の経験をしてきた。
普段一緒に練習しているチームメイトと全国優勝を成し遂げたときの充実感はうまく言葉にできない。
だから全てはこの大会のために練習していると言っても過言ではない。
昨年は新型コロナウイルスの影響で試合が開催できる状況ではなかった。
今年はなんとか開催できる。
やるべきことは明確。
優勝し、チーム関係者全員で喜びを分かち合う。