Jブロックを終えて~#6大越泉
私自身7年ぶりのトップリーグ
ということで、懐かしい気持ち、戻って来られたなという達成感、
チームとしては昇格初年度という新鮮な気持ち、
様々な想いを噛み締めながら5試合を走り切ることができました。
今回改めて感じたことは「たたかう」ことの重要性です。
「たたかう」とは日本語で二つの意味があり、
「闘う」は「目には見えないものに打ち勝とうと努力をする」すなわち、自身との「たたかい」。
「戦う」は「勝ち負けを争うこと」、相手との「たたかい」。
まず、「闘う」について。
これは後悔のない日(やり切ったぞと思う日)の積み重ね、
それが苦しく、長い期間になればなるほど自らの力になると考えています。
後悔のない日、というのも人それぞれの感じ方がありますし、
言ってしまえば自己満足の世界ですが、
ここのレベルが自身の成長に直結すると感じましたし、
「戦う」ことにおいて、最も重要な部分だと思っています。
なぜならば、自身に勝てない人間が、他者に勝てる、といった甘いステージではないからです。
ベースとして自身に勝つことは当たり前のステージだということです。
次に「戦う」ことについて。
「闘い」に勝ったなら私の感覚的に、「戦う」ことの方が精神的に楽です。
相手と対峙した際、自信に満ち溢れ、自分の可能性に疑いを持たず、
ただ相手を打ち負かすための手段を考え、実行すれば大半は結果がついてくるからです。
勝ちという結果を得られなかったとしても、その過程で沢山の収穫を得ることができますし、
最も危険な、「闘い」に勝たずに「戦い」に勝つというパターンを回避できます。
そして、上記に加え、自分の気持ちを昂らせることを意図し、
「試合」ではなく、「格闘技」だと思って臨むようにしています。
テクニックは皆無なので、相手から目を逸らすことなく、真正面でのぶつかり合い。
これが1番性に合うなと思いますし、これしかないなと思っています。
長くなりましたが、「たたかう」ことは競技以外のことに転用できますし、
この感覚を身に付けられた事は大きな財産になると思っています。
不自由なく競技生活を送れ、様々な人生経験を積ませて貰える環境は当たり前ではなく、
沢山の方のサポートがあって成り立っています。
私やチームに関わる全ての方へ感謝いたします。
2月には順位決定戦があり、一つでも上の順位で終われるよう精進してまいりますので、
引き続きご支援・ご声援をお願いいたします。