『役割と継続』 #7 渡辺俊和
選手ブログ1周目 アンカーは...#7渡辺です❕
中学生時代の「きっかけ」を紹介します。
「俊、お前がキャプテンをやれ」
このひとことから自分の中学校生活が始まったような気がします。
この言葉は、埼玉栄中学校監督の名倉先生から言われた言葉で、
自分はまだ中学1年生でした。(当時二年の男子の先輩がいなかったため)
中学1年生で全国大会を何度も優勝している強豪校のキャプテンとなり、
「責任感」と「不安」という重荷にさらされたことを鮮明に覚えています。
歴代の先輩方が残してきた栄光を、伝統として引き継ぐという責任感と、
自分がキャプテンとしてみんなをうまくまとめ、
キャプテンとしての役割を果たせるかという不安。
しかし、同期や後輩の支えもあり、
チームをうまくまとめることができました(そう思っています。笑)
この「主将」という役割が、自分を形成した大半といっても過言ではないと思います。
「渡辺俊和として何をするか」ではなく、
「主将として何をするか」が自分の行動基準だったからです。
チーム全体をみたり、一人一人と向き合ったり。
チームにとって最善なものはなにかを考え、行動していました。
そのため、「客観的にみる力」が身につきました。
中学生(高校生、大学生)の皆さんも、チームのなかで何かしらの役割があると思います。
主将、副将、エース、元気印、相談役などなんでもいいです。
もし「自分には何も役割がない」という方は、
自分で「役割」をつくって、それに徹してください。
あなたの「役割」は必ず自分のためになり、チームのためにもなります。
そしてもう1つ自分を形成したものがあります。
それは朝練です。
埼玉栄中では当時、平日の7時半から毎日グラウンドを20周走り(約6km)
その後筋トレ、または縄跳びを行います。
この朝練から得たことは、「コツコツと継続する大切さ」です。
入学当時、ランニングの順位は中の上ぐらいでした。
しかし次第に「走れる」ような感覚になり、チームで1番になりました。
毎日6kmのランニングは正直地道でキツイです。
しかし「負けたくない」「全国大会で優勝する」
という気持ちを持ち続けていたからこそ続けることができました。
その成功体験をきっかけに「地道なことをでも、継続できる力」は自分の長所の1つになりました。
「役割」と「継続」。これは自分を形成し、「自分ならできる」という自信を生み出します。