『当たり前だと感じていたことは、実は当たり前ではない』#4 本田大樹
6人目です!
#4 本田が、多感な時期の想いを語ります。
私は福島県富岡第一中学校、富岡高校に進学しました。
富岡第一中学校に進学する前年の3月11日に、東日本大震災があり、
多くの方が津波で犠牲となり、福島第一原発の影響で、
一時は福島県でバドミントンが出来ない状況になりました。
しかし監督、コーチ、富岡の町民の皆様のお力で、
福島県でバドミントンをすることができました。
バドミントンが出来ることが当たり前だと感じていた私が今、
目の前で起きている物事に対して、沢山の方々の支えや力によって、
バドミントンに打ち込めていることに気づくことが出来ました。
東日本大震災を経験したことで、
「当たり前だと感じていた事が当たり前ではない」と気付くことができ、
私達を応援、支援してくださる方々に、感謝の気持ちが強くなりました。
そして「バドミントンができているだけで幸せ」
「応援してくれている人達のために勝ちたい」と強く想うようになりました。
自分自身より、支えて頂いている方の為に頑張るという気持ちが強く、
その力が原動力となりました。
その結果、全国中学生バドミントン選手権大会で、
団体戦、男子ダブルス優勝の2冠を達成できました。
結果だけを求めず、両親、指導者、支援してくださっている方々に
「本当の意味で恩返ししたい」と強く想い、
行動すれば結果も出ることを感じました。
皆様も自分の為だけではなく、応援してくださる方々に恩返しする気持ちで頑張る事が、
夢への近道になる、ということを伝えたいです。